結論:50〜200万円が中心帯。ただし「求人票の置き場」を作っても応募は増えない

採用サイトの制作費は、構成によって50〜200万円が中心です。ただし費用より結果を左右するのは、求人媒体では伝えられないものを載せているかです。募集要項を並べただけのサイトは、媒体の劣化版にしかなりません。

費用の目安

構成 内容 費用の目安 期間
最小構成 会社紹介+募集要項+エントリーフォーム(3〜5ページ) 30〜60万円 1か月前後
標準構成 上記+社員インタビュー3〜5本+数字で見る会社+選考フロー 60〜150万円 1.5〜2.5か月
撮影込み 上記+オフィス・社員の撮影、動画1本 120〜250万円 2〜3か月
求人管理込み 上記+求人の追加・更新をCMSで自社運用 150〜300万円 2.5〜4か月

撮影費(カメラマン1日8〜15万円程度が一般的といわれます)と、インタビューのライティング費が費用差の主因です。

応募が集まる採用サイトの構成要素

媒体では伝わらないものを載せる

求人媒体には、給与・勤務地・仕事内容といった条件が並びます。応募者はそれを見た上で「この会社はどうなんだろう」と社名を検索します。その検索の受け皿が採用サイトです。

したがって載せるべきは、条件の再掲ではなく次のものです。

要素 応募者が知りたいこと
社員インタビュー 実際に働いている人はどんな人か。入社の決め手は何か
数字で見る会社 平均年齢、男女比、有給取得率、離職率、残業時間
1日の流れ 出社から退社まで何をしているのか
選考フロー 何回面接があるか、どれくらいで結果が出るか
入社後の教育 未経験でも大丈夫なのか、誰が教えてくれるのか
よくある質問 面接で聞きにくいことへの先回りの回答

特に効くのは「数字」と「選考フロー」

抽象的な言葉(風通しがいい、アットホーム)は、どの会社も書くため差別化になりません。数字は嘘がつけないぶん信頼されます

選考フローの明示は、応募のハードルを直接下げます。「何回面接があるか分からない」「いつ結果が出るか分からない」状態は、それだけで応募をためらう理由になります。

求人検索エンジンへの対応

Googleしごと検索に載せるには、JobPosting の構造化データが必要です。Indeed・求人ボックスへの掲載を見据えるなら、1求人につき1つのURLを持つ設計にしてください。1ページに複数職種をまとめると、媒体側で正しく認識されません。

法令上の注意点

求人情報には的確表示義務があります(職業安定法5条の4)。虚偽・誤解を生む表示は禁止で、情報を正確・最新に保つ必要があります。

特に注意が必要なのが次の2点です。

  • 固定残業代:基礎となる労働時間数等を示さずに基本給へ含めて表示することはできません
  • 募集終了の求人:終了した募集を掲載したままにしない運用が必要です

出典:厚生労働省(求人等に関する情報の的確な表示)

よくある質問

Q. 採用サイトと採用ページ、どちらがいいですか?

年間の採用人数が数名までなら、コーポレートサイト内の採用ページで十分なことが多いです。新卒採用を継続的に行う、複数職種を通年で募集する場合は独立サイトが向きます。

Q. 社員インタビューは何本必要ですか?

3本以上を目安にしてください。1本だけだと「たまたまその人が合っていただけ」に見えます。職種・年次の異なる人を選ぶと、応募者が自分を重ねやすくなります。

Q. 写真は自社で撮ってもいいですか?

スマートフォンでも可能ですが、採用サイトは会社の第一印象になります。人物写真だけはプロに依頼することをお勧めしています。差が最も出る箇所です。

Q. 効果はどう測りますか?

エントリー数だけでなく、サイト経由の応募者の選考通過率を見てください。数が同じでも質が上がっていれば効果が出ています。

当社の対応

Nortiq Labs では、新卒採用ブランドサイトや中途採用LPの制作実績があります。撮影・インタビューのライティングから、JobPosting 構造化データの実装、エントリーフォームの設計まで対応できます。

「求人票を置くだけ」の依頼はお勧めしません。 それなら媒体で足ります。何を伝えれば応募につながるかの設計からご一緒させてください。

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